彷徨少女。

学生は夏休みだ。

 

平日昼日中に街にいる学生を見て実感する。

 

朝早く、集合住宅のオートロックの前を陣取っている少女を見た。

何回ならしても不在なのか応答のないところもあり、「一緒に勉強しない?」

と声をかけて断られるところもある。

次々と違う部屋番号のボタンを押しているところから推察するに約束している訳ではないらしい。

 

もう押すところがなくなったのか、少女は疲れた様子でオートロックから離れた。

 

昔、そういえば約束もしていないそんなに話したこともないクラスメートが突然やってきたことがある。

友達が欲しい、色々な人と仲良くなりたい思いがぱんぱんに詰まっていた自分。

急だったが、応対し、おやつを出し、もてなした。

私を頼ってくれた、私と遊びたいと思ってくれた、そんなことを思った。

後から、他の人に何人か断られて私にたどり着いたと聞いた。

事情は分からないが、自宅より快適なところを探して色々な家を転々としていたらしい。

 

一度受け入れていい思いをさせると毎日のように来る、ということに悩んでいる人は

知恵袋的なものを見ると結構いらっしゃる。昔の私の場合は一回きりだったので快適ではなかったのだろう、でも却って幸いだったみたい。

 

私のように受け入れることで「いい人」「頼られる自分」と思い承認欲求満たすタイプと

受け入れられる場所を探して彷徨う人はある意味持ちつ持たれつだ。

 

どちらも利用されないように気をつけないとね。

 

まだ夏休みは始まったばかり。