異素材ミックス

少し過去を振り返る。

 

フルタイムの仕事をしていた頃。

私は異動する度に全く違う仕事をしていた。

辞めるまで同一内容の仕事をすることはなかった。

 

ある程度経つと、強みを活かした仕事に就くのが多数だ。

プロフェッショナルになりさらなる経験を積み、新人に継承していく。

“なんでも屋”は便利だったとは思うが、私は経験という軸がないため

異動先でいつも新人。ようやく内容が理解できたところでまた異動。

中身がない、軸がないから自信もつかない。

異動ヒアリングの際、履歴を見られるたびに

「なんでもできるんだね」と言われるのがほめ言葉かもしれないが辛かった。

なんでもできる、はなんの強みもないと思ってた。

紙を切る時、なんにでも使える万能ナイフが極めたハサミより優れているかというと

絶対そうじゃないはずだろう、と思ってた。

 

今、フルタイムを辞め、ゆったりしたなかで少しずつ昔楽しかったことができるようになっている。小説を書き、イラストを描き、カードを作る。紙にまみれる幸せ。

その中でふと気が付く。

 

私は単品でモノを作らない。

カードに布を貼ったり、字を書いたり、なにかと組み合わせてミックスする。

絵に自信がないときは、リアル現物を貼ったりすることもある(笑)

 

できることとできることを組み合わせて、また新しいものができる。

 

もしかしたら、叶わないと思っていた強みに

違う方向からアプローチする、そんな視点は提供できたのだろうか。

 

それだけの能力があったかどうかは定かでないが

「なんでもできるって結局ただの便利屋ですよ」と悪態ついてしまった

当時の上司にちょっとだけごめんなさい、を言いたい気分だ。